服はアイデンティティの投影

服とはその人のアイデンティティの投影だと、僕は考えています。

寒さから凌ぐためといった環境に適応するため。わいせつな部分を隠すため。
服に求められる機能はいくつかあるけど、それを満たすためだけであれば人はみな同じ服を着ているはず。

ファッションにこだわらない人でも無意識にその服を選ぶ。
与えられた人も、その与えた人の意識や意図が込められている。
選ばれた結果、その服がその人の印象をつくっている。

つまり、それはその人のアイデンティティの投影なんじゃないかなと考えるようになりました。

そして、自分の作品が描かれたTシャツやスウェットを着てもらえるということは、
自分の作品が着る人のアイデンティの一部になれると解釈できる。

そうなれたら、僕は心底嬉しい。
だからこそ、自分の作品を服にプリントすることに大きな価値を感じています。